まだ息をしている

死んでねえだけだよ 酒をのんだら書くブログ

ちょっぴりかわいくねむたいよ

刺青が好きだ。ピアスも好きだ。ひいては化粧も染髪も好きだ。

手をいれていない肉体はあまりかわいくない。と思う。穴も開いてないし、みんな同じ髪の色をしているし、肌だってがさがさと赤い斑点がいくつもあるし。かわいくあろうとする行為が好きで、刺青はその最たるものだと思う。だって皮膚の上に柄が書いてあるなんて、とっても素敵だと思わない?

推しの右腕は真っ黒だ。カバーに次ぐカバーで、最初に入れていた肩の蝶々などはいまもう、どのあたりにいるかわからない。ライブに行くたびにどんどん人間離れしていくその右腕を、私は好ましいなと思う。推しのことはちっともしらない。(ステージを降りた彼のことについて、私はほとんど興味がない。見せたいものを見せてくれる推しならば、わたしも見せたいものだけを見てあげるべきだと思うので。)が、どんどん皮膚に柄を入れるその行為が、自らの肉体を好きになる努力だと思えて仕方ないのだ。これは勝手な私の妄想なので推しはそんなことないかもしれないが。

先日7つめのピアスを開けた。とてもかわいいと思う。あまり好きになれない肉体位だったが、最近だんだんと愛おしさが増す。軟骨に開けたピアス穴は全然安定せず、今日も膿と血を流し続けているが、そういうところもかわいい。

かわいくなりたい。私が私をきらいになってしまったら、誰がわたしのことを好きでいてくれるだろう?