二日酔いの話
三連休初日に酒を飲んだ。そりゃもうしこたま飲んだ。楽しくなって、眠くなって、声が大きくなって、自分が何をしゃべっているかもわからないのに、どこまでも愉快、愉快愉快……足はふらつき、気づいたらラーメン屋にいた。味などわかったもんじゃない。あったかくてしょっぱくて、世界でいちばんおいしかった。
翌日、目覚めた瞬間に強烈な喉の渇きがあった。こういうときは大抵まずい。立ち上がると、視界が一瞬遅れる。まだ酔っぱらっているのだ。麦茶を浴びるほど飲み、シャワーを浴び、排泄を行うあたりで吐き気を感じる。なにも出ないだろうと念のため便器と向かい合って高をくくったわたしの目の前で、ものすごい量の胃液が出た。
一日中だるく、食欲も沸かず、水すらまずく、天気もいいのにふとんからまともに起き上がることもなく、三連休をふいにした。もう二度と酒なんか飲まないと思っていた。
金麦、おいしい
一番好きなお酒です。