まだ息をしている

死んでねえだけだよ 酒をのんだら書くブログ

おさけのはなし

 折角の三連休だけど口座残高は59円だし、嫌な仕事のメールが入っていたのでむしゃくしゃしている。

 

 酒の話をしようと思う。酒が好きだ。正直この世のすべての娯楽と天秤にかけられるくらい好きだ。SNSも好きだけれど、あれは娯楽というよりか脳の短期記憶外付けHDだと思っているので別格だ。酒、すごいんですよ。意味もなく楽しくなってくる。どうしようもないよもやま話がどうもこうも面白くてたまらなくなってくる。胃のあたりが熱くなってきて、どんどん杯が進む。人の顔が歪んでくる。声が大きくなってくるが、全員その状態なのでだれも気にしない。トイレに行って、尋常じゃない量の水分を排泄するとよし、また飲むかと思える。やがて座っていても世界が回るようになって、灼熱の液体が食道をせり上がってくる。まっすぐ立っているはずなのに地面のほうが顔に近づいてくる。あれ、おかしいなと思うがはやいか、ぐるぐる回る電灯が見える。ここまでくるともはや終わりの酒です。これがコミュニケーションツールとしてある程度の地位を得てるの、どうかしてると思う。

 酒が飲めてよかったなと思う。胃がひっくり返るほど吐いて、最終的には緑鮮やかな胆汁も出てきたし、その時は本気で一生(ここで変換候補で≪一升≫が出てきて我ながら引いた)酒なんか飲むかと強く誓ったんだけれど、喉元過ぎれば熱さも忘れ、吐瀉物も出てしまえさえすればもう過去の遺物だ。あの苦しさを、食道も胃も肝臓さえも忘れている。酒がなかったときに、つらいことをどうやって乗り越えていたのか、もう思い出せない。

 

もう書けなくなった 次のお酒とってくるね